医療保険の相場はどのくらい?各年代や世帯別の平均保険料について解説

これから医療保険に加入する方や保障の見直しをしている方の中には、保険料の相場を知りたい方もいるでしょう。高額な保険料になると支払いの負担が大きくなってしまいますが、安さだけで選んでしまうと十分な保障が得られるか不安になるのではないでしょうか。
医療保険の保険料は、年齢や保障内容などにより異なるため一概には言えません。しかし、おおよその相場は知りたいものですよね。
この記事では、医療保険の年代別や世帯別などの平均保険料について解説していきます。医療保険への新規加入や保障の見直しをする際にお役立てください。
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この記事の監修者
石野恆正(いしのつねまさ)
トータル・ライフ・コンサルタント
外資系生命保険会社の営業として、多くの家庭のライフプランの作成や保険の見直しサポート、新規提案などを経験。現在は独立し、生命保険、医療保険、社会保障制度を始めとする豊富な知識に加え、自身の資産運用の経験を活かしながら、金融関連記事の執筆や監修などを行っている。
医療保険の保険料平均相場はいくら?
結論から述べると、医療保険の保険料の平均相場は年齢や保障内容など様々な要因により異なるため、一概に「〇〇円」とは言えません。
たとえば、同じ保険商品に加入する場合、20歳代などの若年層の方と50歳代などの高年齢層の方とでは保険料が大きく異なります。また、同じ年代の方でも加入する医療保険によって保障内容などが異なるため保険料も異なるのが一般的です。
このページでは、生命保険文化センターと厚生労働省のデータをもとに医療保険も含めた生命保険全体の保険料相場について解説していきます。
保険料の相場|生命保険文化センターのデータ
医療保険を含めた生命保険全体のデータから保険料の相場を見ていきましょう。
保険料相場の年ごとの推移

この生命保険文化センターによる「生命保険に関する全国実態調査」は3年に1度行われており、過去から現在まで保険料相場がどのように推移しているのかがわかります。
同調査によると、1世帯あたりの生命保険全体(個人年金保険を含む全生保)の平均年間払込保険料は37万1,000円です。月額に換算すると、約3万900円を生命保険の保険料として支払っていることになります。
また、同調査結果には調査年ごとの推移、世帯主の年齢や世帯年収ごとの保険料の相場も掲載されているので、細かく確認していきましょう。
世帯主年齢別の保険料相場
医療保険を含む生命保険の保険料相場は、世帯主の年齢によっても異なります。どのくらい差が生じているのか、年齢ごとの保険料相場をまとめました。
世帯主の年齢 | 世帯の年間保険料(全生保) |
---|---|
29歳以下 | 21万5,000円 |
30~34歳 | 26万2,000円 |
35~39歳 | 38万2,000円 |
40~44歳 | 34万8,000円 |
45~49歳 | 37万5,000円 |
50~54歳 | 43万2,000円 |
55~59歳 | 43万6,000円 |
60~64歳 | 38万4,000円 |
65~69歳 | 43万6,000円 |
70~74歳 | 33万7,000円 |
75~79歳 | 31万4,000円 |
80~84歳 | 28万6,000円 |
85~89歳 | 35万8,000円 |
90歳以上 | 25万6,000円 |
世帯主が「55~59歳」と「65~69歳」の場合が最も高額で、年間43万6,000円の保険料が相場となっています。全体として、保険料の相場は50歳代と60歳代がピークとなっています。
世帯年収別の保険料相場
医療保険を含めた生命保険の保険料の相場は、世帯年収によっても異なります。そこで、世帯年収ごとの具体的な相場や年収に対する保険料の割合について解説していきます。
世帯年収別の保険料|金額

世帯年収別に保険料の全体的な相場を見ると、年収が高くなるほど支払う保険料の相場も高額になる傾向があります。年収700万円以上の世帯では年間保険料が40万円超、1,000万円以上の世帯では60万円弱が相場です。
世帯年収別の保険料|年収に対する保険料の割合
続いて、世帯年収ごとの収入に占める保険料の割合も見ていきましょう。
世帯年収 | 年収に対する支払保険料の割合(全生保) |
---|---|
200万円未満 | 11.7% |
200万円以上300万円未満 | 11.2% |
300万円以上400万円未満 | 9.0% |
400万円以上500万円未満 | 6.8% |
500万円以上600万円未満 | 5.8% |
600万円以上700万円未満 | 5.1% |
700万円以上1,000万円未満 | 5.2% |
1,000万円以上 | 4.2% |
世帯年収が高額になるほど年収に対する支払保険料の割合は小さくなる傾向があります。年収600万円以上になると年収の5%程度になっており、一方で年収300万円未満の場合では10%を超える割合です。
保険料の相場|厚生労働省のデータ
医療保険を含めた生命保険の保険料の相場について、厚生労働省が発表している「令和2年国民年金被保険者実態調査 結果の概要」があります。この調査も医療保険に特化したものではなく、生命保険や個人年金保険が対象ですが、保険料の相場の目安になり得るでしょう。
同調査によると、生命保険の平均保険料は月額1万3,000円、個人年金保険は平均月額1万6,000円で合計2万9,000円です。
保険の相場は目安として、自分に合った保険選びを心がけよう!

医療保険を含めた生命保険の保険料の相場は年齢や保険商品などにより異なるため、「〇〇円」とひとことで言うことはできません。
しかし、医療保険を含めた生命保険の保険料の相場であればいくつかデータがあり、それらから判断すると、1ヵ月の保険料相場は約3万円となっています。もちろん、年齢や年収などによっても異なりますが、ひとつの目安となるでしょう。
とはいえ、医療保険などを含めた生命保険を選ぶ際には保険料だけでなく保障内容や保障額についてしっかりと考慮しましょう。
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